子供が困らないようにお金を残さないとと思った
私はオーディオブックというアプリで耳読しています。毎日何時間も運転してますから。その間暇で。
普段はお金の本とか日経新聞を聞いているんですが、先日本屋大賞2位になった「ひと」っていう小説を聞きました。
小野寺史宜著「ひと」
表紙が気になったのがきっかけですが、内容が大学生の主人公の両親とも死んでしまい、大学も辞めたというもの。
商店街でコロッケを食べたことが縁で、お惣菜のバイトを始めます。
主人公の年齢や、親の年齢も近くて非常に身近に感じました。
両親とも身寄りがなくて、遠い親戚(しかも困った男)しかいない。
でもそんなに悲壮感があるかんじでもなく、主人公が頑張っているお話です。
主人公はしっかりしているので、なんとか生きていけそうですが、うちの長男だったら生きていけんわ。
元気な体に感謝
主人公の母親は、ある日突然死してしまいます。片親で息子を東京の(私立の)大学に行かせるなんて、どんなに大変か。
無理したんだろうなとと激しく感情移入。
ちょうど長男の時のママ友と、子供達の進路について話したばかりです。
完全に親元から離れてしまった子、隣の県に家から大学に通う子、浪人する子…。うちの長男は地元の私立大学に通います。
まだまだ居るんだなあとも思ったけど、あと4年は一緒に居れるのも、幸せかもなーと思うようになりました。
自分に何があってもいいようにしつつ、健康にも気をつけないと。
長生きして(長生きもリスクだけども)なるべく子供達に残してやりたいな。
タイムリーでとても共感できる本でした。